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空の向こうへうずくまり
見えなくなる君をずっと見ていた
季節はずれの春の歌がラジオから流れる
明るい部屋にはカーテンも無く
僕は君ばかり眺めている
もう仕事に行かなくちゃ
日差しは眩しくなりだして
肌を焼く
痛みが染みる
男たちは間抜けな鹿のように...

足の生えた人魚
その息の触れたもの全ては石と化す
ああ誰も解ってくれないなら
いっそ波間の泡と消えたくて
人を愛するこの世の定めは私の世界を打ち壊してく
一度目を見たその日から貴方の横顔離れずに
光届かぬ海の底から願うは砂を掴む足
思いは届き水の魔女
愛を勝ち取るため行きなさいと
私の母は一途な人...

自転車に乗って行くのならギアを一つ落として
随分違うよ
町の道路は果てが近いんだ
歩いてく人にぶつからないようスピードを落として
エンジンをかける前に行き辛さを確かめて
落ち着いていこう
町の道路はとても狭いから
一つギアをあげれば歩いてく人にぶつかりそうだ
どこまでも行きたいのなら
足を速める...

私は楽器です
新しく生まれた楽器です
バイオリンでもギターでもない
人の形を借りた
音を生む機械
迷わないでください
私を使ってください
伝えるのは心と
あなたの中で渦巻く音楽
新しい楽器です...

雲ひとつない晴れの日　星ばかりを見ている
僕は誰かの事を　嫌いになりたくなくて
自分の事を　嫌ってばかりいたよ
いつの間にか　何をするのも
難しくなってしまったなあ…
効き過ぎた暖房なんか　もうすっかり慣れたよ…
嫌いたくない人にすら　ムカついている
そんな自分が嫌で　泣きそうになる
結局そうなって...