海外で使われている業務用ぐらいの大きさのある鍋が俺の目の前に登場し、そんな巨大な鍋の中で一体どんな食材が調理されているのかと見ていたら何のことはない、普通の肉じゃがが出てきた。それを普通の皿の上に置いて俺の食事だというのが解った。
肉じゃがに漬け物に味噌汁、ご飯。それが今日の夕食だ。
石見はそれらの業務用っぽい巨大な鍋を片付けることなく、テーブルの上には鍋と俺の料理皿の2種類が並んでいる状態になった。
「いただきます…」
と、俺は言ってから、それらの食事の味見をするように一つ一つを口に運んだがそれほど悪いという味ではない。俺の母がつくっていたものに比べるとやっぱり別の家の食べ物というのは違和感こそある。だけれど食べれないものでもない。
そして鍋を片付けることなくテーブルに置きっぱなしにしていた石見は案の定だけれどその鍋の中に箸を突っ込んでおかずを食べていた。もちろんご飯は炊飯器に入っているのをそのまま食べてる。
「ふと思ったんだけど」
と俺は夕食を食べてて疑問が湧いた。いや、普通、湧くだろう。俺の身体はロボットみたいなもんなんだから…。
「んんぉ?」
「ロボットなんだよね?この身体。ご飯ん食べて大丈夫なの?」
「だ、大丈夫だよ」
「マジで?どういう仕組みなの?動力は電気とかなんでしょ?」
「ふふ…君はロボットはガソリンか電気で動くっていう旧世代の考え方なのかな。ふひひひ!!もちろん、そういう機能もあるんだけれど、君はハイブリッドって奴なのだ」
「はいぶりっどぉ?」
「電力でも動くし、ご飯を食べても動くのだ」
「すげーっ!」
「人間のようなアンドロイドを作るっていうプロジェクトの中ではそういうのが必要最低限の条件になっているのだよ。いひひひ。美少女がご飯を食べている様子を見れないのは悲しいからね」
「あ、もうひとつ質問」
「んん?」
「ご飯を食べるって事は、うんちもするの?」
「ブボッッ!」
石見は口の中にミックスされていた肉じゃがと漬け物とご飯を肉じゃが用の鍋の中に吹きつけていた。
「なぜそこで吐く…」
「げほっ!げほっ!」
「まぁ、うんちも当然するよね。ドロイドって言ったって中身は人間なんだから。そういや俺、この身体になってからオシッコもウンコも行ってなかったなぁ」
「ゲホォォォッグホッッツ!」
「さっきからどうしたんだよ?死ぬのか?」
「えっと、ひとつ報告しとくべき事があるんだけど、言ってもいいかな?…嫌なら嫌でもいいよ。このまま黙っておくから」
「なんだよ、気になるな…」
「本当に言ってもいいの?」
「なんだよ?」
「君はうんちをしない。しっこもしない」
「んだとぉぉぉ!どういう事だてめぇぇ!」と俺は奴の胸ぐらを掴んだ。このまま殺したほうが世の為、人の為になりそうだ。死因は喉に大量の夕食を詰まらせて窒息死とかにするか。
「ギブギブ!!」と、パンパン俺の太ももを手のひらで叩いた。今回はちゃんとシメることが出来た。目が真っ白になって苦しんでいるデブの姿がそこにあった。

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4 初戦反省会会場 2

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閲覧数:37

投稿日:2011/08/22 23:40:35

文字数:1,257文字

カテゴリ:小説

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