亥の刻 指を切り掛けて
躊躇う小指と視線が
いまは動かない

波間に光る向こう岸
逃げ出したくとも
少し遠い

吹き抜ける風と
瞬く星と
掠れる声も
あの日と同じ

息を吸い込んで
静かに止めて
いま告げるのは
いまの私

揺蕩う
止まらない
時間を巻き戻せるなら…
ばらばらになった言葉を
拾い集め組み直す
いますぐにも間に合わせないと…

色濃く蘇る言葉
頭の中で明滅
いまも繰り返す

涙に歪む向こう岸
逃げ出したくとも
少し見えない

踏み出すことは
未来の私に
突きつけること
その約束

生きてゆく限り
破りたくない
貴方とだから
貴方とだけど…

吹き抜ける風と
瞬く星と
掠れる声も
あの日と同じ

息を吸い込んで
静かに止めて
いま告げるのは
未来の私

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ゼロ距離宣言

オリジナル曲『ゼロ距離宣言』の歌詞です。

閲覧数:102

投稿日:2019/04/05 18:24:40

文字数:335文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました