ほどき方が少し上手いからって
結び目が綺麗になるわけじゃない
勘違いしてたのに気付かずに
何度も君を傷つけてたんだ

焦ってほどいても絡まるだけ
ハサミを使いたくなる衝動
時間だけが過ぎていって
痣のような痕が残っていく

縛られたままで良いよって言う
そんなわけ絶対に無いのに
自分の施した愚かな過ちは
君を伝って僕を呪った


誰か呼んでこないと
ここで待っていてね
逃げるわけじゃないって
自分に言い聞かせて


笑い方が少し綺麗だからって
涙目で願いが叶うわけじゃない
間違っていたのに気付けずに
何度も君を困らせてたんだ

作って笑っても空回るだけ
ハサミで切り取りたい衝動
想いだけが残されてって
シミのような跡が消えない

笑えないままで良いよって言う
そんなわけ絶対に無いのに
君に振りかけた微かな呪文は
僕を嘲笑い世界を呪った


この針が一番上に来たら
世界は終わってしまうから
それまでになんとかするよ
そんな保証どこにもない

手は繋げない言葉も出ない
足はどこにある?目は見えてる?
世界はどこだっけ?昨日はいつ?
僕は誰だった?君を好きだった?

もうなにも
もうなにも
もうなにも
だれだっけ


誰かの記す記憶が埋め込まれ
大切な物ばかり上書きされ
誰も返してくれることなく
無くしたことだけ覚えている

探さないと(それはだれ?)
見つけないと(それはなに?)
届けないと(それはいつ?)
でなきゃ僕は(あきらめて?)

讃える涙が知っているなら
ほんの少しでいいから教えて
二度と取り戻せない傷痕を
跡形もなく消えた約束を


笑えないままで良いよって言う
そんなわけ絶対に無いのに
君に振りかけた微かな呪文は
僕を嘲笑い世界を呪った

僕を嘲笑う世界が呪ったんだ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

白いカトレア

閲覧数:60

投稿日:2022/04/04 20:10:54

文字数:750文字

カテゴリ:歌詞

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