春先に芽生えた一方通行
届かない想いが胸を締めつけ
私はただ頭を抱えるだけ
「もっと早く出会えていれば…」
なんて無駄な空想に傷ついて
私はただ痛みに耐えるだけ

「その先に未来はあるの？」
私が私に問いかけ
「きっと大丈夫」幾度も幾度も
言い聞かせながら涙


君にとっては「普通」しかなく
それ以上でもそれ以下でもない
腫れた目元は戻ることなく
突き進んだ恋も戻ることはない
ただただ一方通行のまま

成り行き任せの衝動行動
大人になりきれない子供のよう
私はただ後悔するばかり
「アイツの話はもういいから」
いつまで経っても届きやしない
私はただ苦笑いで返すだけ

「もう変わる事はないでしょ？」
私は私に問いかけ
「きっと大丈夫」そこに縋り
自分に嘘をついてく


君にとって私は「誰」なの
それさえも「分からない」んだね
過ぎた日々は戻ることなく
歪み過ぎた恋も戻ることはない
ただただ八方塞がり

「アイツさえいなけりゃ…」
なんて有り得ない空想して
「どうすればいいか分からない」
君も同じなんだろうね


君にとっては「普通」しかなく
それ以上でもそれ以下でもない
最良の日に戻ることはなく
掛け違えた恋も戻ることない
ただまだ一方通行のまま