「euthanasia」


ねぇ…
この世に平等な生は存在するの?


僕は今日生を受けた 
でも何故冷たいの?

暗い暗い暗い暗い
怖い怖い怖い怖い

温もりも何もない
僕は本当に 生を受けたのだろうか

見上げれば灰色の天井
右を向けば灰色の壁
左を向けば灰色の壁
目の前は鉄格子
そして周りには
僕と同じときを歩むであろう


  カ タ マ リ 


暗い暗い暗い暗い
怖い怖い怖い怖い
苦しい苦しい苦しい苦しい


ねぇ…
何故自由に生かしてはくれなかったの?


捨てるのは禁じられている
でも 殺すことはないじゃないか?
人間も僕たちと同じように


 殺サレレバイイノニ


あれから8回目の朝
ほらお迎えがきたよ
別のお部屋に入って死を待つ

苦しまずに死ねる

と人間は言うけれど
ホントは……



ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

euthanasia

「euthanasia」とは安楽死という意味です
動物保護施設は一週間が過ぎても飼い主が現れないと動物を殺すそうです
その動物の気持ちを想像しながら書きました

閲覧数:79

投稿日:2011/05/25 15:13:13

文字数:363文字

カテゴリ:歌詞

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