偏った究極のもったいないおばけ。
自身のことをそう思った。
―彼女はそうは思わない、らしい。
他人とケチる部分が著しく異なっているらしいと、気づいた。
―それもこれも、やわらかに欲しがる彼女のおかげだ。
どれもこれも、いらないが必要だと脳が断じる。
知覚できる範囲がキレイなら、許せる程度であるならばそれでいいと感じているのだろう。
―つまり、
目のとどかない、鼻につかない、耳に障らない、身体に触れないところで何がどうなろうと、
自身が知ることにならなければ特段気にしないということだ。
どうしようもないと捨て置く反面、それらこそが美徳だとすがられてはわけもない。
―そんな彼女はあたたかでふにふにと抱きしめられるのだからどうでもいいことか。
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