世俗に別れを告げて
祈りの真言(タントラ)を紡ぎ
夢現に世に運命の祝勝を
冷たく温もりを知らぬ
剣をその手に握り
無造作に打ち捨てられた救いの言葉(ワード)
流れ留まぬ水面揺らす

時の流れさえ今すぐに止めたいと願う帰り道
行く先も見えずただ一人荒んで歩み続けてた
もう一度元に戻れたら何もかも捨ててキミの元へ
駆け寄りあなたをただ抱いて目に映るは最後の微笑み

砂塵に塗れ見えない景色
知らずに行きゆく人々
慈悲も知らずに我が身はただ焼き尽くされ
その手に握り締めし
紅き憤りの刃
この骸の先に何が待つというか
耳に残る哀しみの音

永き祈りの日々に
偽りの光が差し込む
当初の目的さえ忘れ喜び満ち溢れてく
「あなたが忘れてく思いは一体何だったの?」
誰かの囁きさえ彼の耳元へと向かうことはない

花舞う喜びの宴
さざめく祝いの言葉
全てを忘却の果てへと誘いゆく
温かき温もりの華を
その手に握り締めて
無造作に打ち捨てられた愛の言葉(ワード)
残されし者の悲しみの声

少女は彼の帰りを待ち
彼の者全てを忘れ
残されし者の瞋恚(しんい)の叫びが世に響く

空高く輝く星々に
最初で最後の祈りを
夢現な世に運命の断罪を
儚き命を刎ねし
愚か者の懺悔の言葉
誰がそれを知り全てを吐かせるというか

世は悲哀の平和に浸る・・・

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

+sorrow world+

ブログにて公開した5作品目。
偽善の平和を望む今の世に問う。
島谷ひとみの『~Marmaid~』という曲のリズムをベースに作ったモノです。

閲覧数:93

投稿日:2012/02/10 01:12:14

文字数:562文字

カテゴリ:歌詞

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