「随分とお疲れの様で」 鏡にできた隈が呟く 「現実見ろ」現実の僕 性懲りもなく諦めない
だから嫌いで
今はまだ眼も合わせられないけど それでも背と背の間 爪先ばかり見てるけど 熱を感じるのが嬉しいんだ
鏡の向こうは僕じゃない それでも確かに僕で 言い訳を繕うのは もう嫌だだだ
「随分とお疲れの様子で」と 鏡の向こうで虚ろに 融通利かない頭でごめん それでも必要だと思うから
捨てきれず 腐れ
月は温もり求め日を 触れて消える無知と 日が月から逃げるのは 僕を失えない
そんな曖昧な距離 僕等も掴みたい 反対に立つ君へ 追いつけないけど
コノ声 ソノ声 聞コエテイルダロウカ 僕ノ手 君ノ手 握レル近サダロウカ
離レタ ふりシテ ソシテマタ出会ウンダ 二ツノ 車ガ 衝突スル時ニマタ
汚れたレンズ外せ 「ソコ」に何を見る? 「生と死」や「表裏」とか 水と油の様
目を凝らせ カラアタマ 答えは知ってるよ 誤魔化すのはここまで 初めから一つだ
今はまだ眼も見れず それでも背と背の間 存在証明書も 要らない熱だけで
「僕」が「僕」を理解し 「僕」は溶けるだろ 「僕」を取り繕うのも 「僕」を否定するのも
「僕」を受け入れないで 「僕」が「僕」である為 今はまだ解らない。
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