俺が目を開けると、目の前にはガラスがあった。
まるで水族館の水槽の中にでもいるみたいだった。ただ、そこに入っている水はどうも色が透明じゃないみたいで、その水槽らしきところから外を見た世界は全部ピンク色に染まっていた。
外には医者っぽい白衣を着てる男がパソコンの前やら装置の前やらを行き来している。その男は身体がとても大きくて、最初は相撲取りが医者のコスプレをして遊んでるんじゃないかって思ったぐらいだ。
ただ、ここが病院のようには見えない。
俺は今何が起きているのかを把握するために記憶を辿っていってみた。
確か俺は最後、病院にいた。病院…?なんで病院にいたんだっけ…事故…そうだ。事故に遭ったんだ。事故に遭ってから気がついたら病院らしきところにいた。病院かどうかも実はよくわからない。真っ暗ななかで医者や看護婦と思わしき声を聞いただけだ。それだけで病院と判断した。
確かそこで…。男だ。男が俺に話し掛けてきて。
外にいる白衣を来た男が俺に近づいてきた。近くで見たらかなりの巨体だった。身長は180ぐらいはあるかも知れない。顔も顎がどこにあるのかよくわからない。年齢は30ぐらいにも見える。まだ若い。テレビとかでアキバのアニオタをカメラに捉えたりするけども、ああいう感じだった。オタクはみんな同じ様な顔に見えるのかも知れないな。
ニコニコ…いや、ニヤニヤしながら、ちょっとムカつく笑みを浮かべて男がコンコンと水槽を叩く。水槽の中の魚をおどろかすみたいな素振りだ。俺は魚じゃねぇ…。
『それじゃ、外にだすよ』
え?
頭の中に声が飛び込んできた…?

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1 ドロイドバスター・キミカ誕生 3

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閲覧数:63

投稿日:2011/08/22 22:38:17

文字数:672文字

カテゴリ:小説

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