誤飲

昨夜の出来事でした。
それは突然でした。
いつもの食事を済ませ、
眠りにつく時でした。

体が動かなくて
ぐったりと、ぐったりと
眠り、また目覚めて
助けを呼ぶこともできず
まるで人を模した
奇怪な物体を
どうやら飲み込んでいた様なのです。

LaLaLa...

そう、息もできず踠き叫ぶ
「助けてくれ」
されど声も出ずに足掻く
「助けてくれ」
笑うそれはまるで悪夢
「助けてくれ」
はきだせないはきだせない
「助けてくれ」
無理矢理でも吐き出そうと
「助けてくれ」
されど体動かなくて
「助けてくれ」
この歌諸共あなたへ
「助けてくれ」
生々しき地獄から
「助けてくれ」

誤飲

その夜の前の日でした。
学校で起きたことでした。
周りの、私を刺した言葉が
受け入れ難く、飲み込むことを
全てきっぱりときっぱりと諦め、
静かにただ、助けてくれと
願うばかりで
まだ変わらぬ日々にずっとずっと
耐えるべきなのでした。

そう、息もできず踠き叫ぶ
「助けてくれ」
されど声も出ずに足掻く
「助けてくれ」
笑うそれはまるで悪夢
「助けてくれ」
はきだせないはきだせない
「助けてくれ」
無理矢理でも吐き出そうと
「助けてくれ」
されど体動かなくて
「助けてくれ」
この歌諸共あなたへ
「助けてくれ」
生々しき地獄から
「助けてくれ」

LaLaLa...

突き刺す言葉に憂う
「助けてくれ」
耐えかねて言葉を飲む
「助けてくれ」
あの言葉の切れ味から
「助けてくれ」
いつもこうだ、思い出して
「助けてくれ」
誰にも吐けない言葉は
「助けてくれ」
人を模したそれに向かい
「助けてくれ」
思えば昨夜に限らず
「助けてくれ」
私はこれからも叫ぶ
「助けてくれ」

誤飲

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい
  • オリジナルライセンス

誤飲

2nd EP 収録曲
「誤飲」の歌詞です。

閲覧数:224

投稿日:2023/08/20 14:32:08

文字数:737文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました