「おやすみなさい」
誰かがそう言った
わたしは目を閉じて眠る
誰もいない部屋で

夢のなかで見た
誰かが踊っている
わたしは手を伸ばし掴む
誰もいない夢で

君はだぁれ わたしもだぁれ
白い紙に赤い文字で描こう
僕もだぁれ 君もだぁれ
甘い言葉をあげよう 君のために

いつだってふたりはひとりだったんだから。

「おやすみなさい」
額を撫でる指
良い子は早く眠らなきゃ
たくさん飲まなきゃ

わたしは狙われ
誰かに殺されるの
延々と続く話に
終わりなんてないわ

君は誰か わたしも誰か
繰り返される物語の向こう
そしてふたり 沈んでゆくの
甘い言葉に誘われるまま永久に

それでも求めるのなら呼吸をも忘れて。


「おやすみなさい」
涙も忘れていく
気づくことができたのなら
終わらせられるわ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

夢遊病

怖い話を見た後は一人じゃ寝れないタイプです。関係ないですが。

閲覧数:39

投稿日:2013/04/17 22:57:25

文字数:348文字

カテゴリ:歌詞

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