あどけなく顧みることもなく
身の代を訴えることもなく
理に縛られる損害を
叫んでる存在を侮蔑する
透けた血の涙流し
睨みつけている自然
いつの日か真っ白な森は
心無く牙を剥くのだろう
その理由に右左称え
朱に染まる哺乳類の駄作
目の色変えようと毒を飲む
金箔を欲すべく皮を剥ぐ
魚の目に水見えぬ理解しろ
能書きを繕うな部別しろ
生きる為血を眺め
過ちに消ゆ命
故の今も声嗄らす森の
悲嘆性急の叫号と
砉
響かせて灰と滓は駄作
誰もが気になることがない
長閑な小春日和の街
怒りに身を震わせている
風凪ぐ日の真っ白な森
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