[A]
例えば幼い一人の少女
愛した人のために身を捧げ
例えば数年育った少女
愛されたいと願ったとしたら

[A]
例えば想い続ける少女
彼のもとへと向かったとしても
例えばそんな一人の少女
もう伝える術も持たなかったら

[B]
近い 近い 近いのにな

[サビ]
今日も私は歌う 鳴らない声で
誰にも届かずただ消えていく
海の彼方で 或いは今日も
いつかのこの声は響くのだろうか



[A]
例えば馬鹿な一人の少女
ひたすらに想い焦がれていても
例えばヒトのたった一人も
振り向かせることは叶わないさ

[A]
例えば馬鹿な一人の私に
おはよう、こんばんは、それすらも無い
例えば馬鹿な独りの私の
想いは一生もう届かない

[B]
痛い 痛い 痛いのにな

[サビ]
今日も私は歌う 鳴らない声で
誰にも届かずただ消えていく
海の彼方で 或いは今日も
いつかのこの声は響くのだろうか


[A]
例えば幼い一人の少女
愛した人のために歌い続け
それから数年育った少女
彼のために歌声を失い

[サビ]
今日も私は歌う 鳴らない声で
君には届かずただ朽ちていく
張り裂ける身も 溶けだす心(しん)も
あの日の海へと吸い込まれて消えろ

[サビ]
私は歌を叫ぶ 鳴らない声で
誰にも届かず消えたっていい
海の彼方で 響いた声も
この想いと共に断ち切られる
さあ、手を解いて
その水底、深くへ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

悲恋擬きと魚の唄

何回かリアルの方でも発表した詩なので、もしもどこかで目にされた方は仲良くしてやってください。

閲覧数:220

投稿日:2013/04/21 21:41:09

文字数:596文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました