
淡い夢にしがみつくのは
君の影が揺れているから
触れた途端 弾け飛んで
グラスの底へ落ちる
夏空に手をかざす
君には見えない
海底に降り注ぐ
脆い無垢な色
置き去りにした声は心を
濁らせてゆく
寄せては返す波に紛れて
零した光の粒
下手な嘘も君の優しさ
帰り道に残る寂しさ
すぐに消える流れ星に
何を願えと言うの?
無いものを強請るほど
子供じゃないけど
この夜を越えたくて
独り呟いた「キライ」
睫毛に積もる恋を払って
顔を上げれば
満ちては欠ける月に宿した
泣きたいくらいの
微熱のような御伽噺に
君を重ねた
「幸せだよ」と微笑む背に
広がる自由な青
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