A1
いつか出逢う原色を浮かべては瞬(まばた)け
 縁取られた瞳の碧く澄んだ眼差(まなざ)し

B1
滲むように伝わる微熱を感じてる
 ためらいなど微塵も残さず消せ
刹那の間に砂礫(されき)を散らした
 J i B R i L(じぶ りいる)の風は
今も此処で生まれる

S1
羽根は無くとも飛べる
 軽やかに宙(くう)を切り踏み出す
風読(かざよ)みが記すのは
 翳(かげ)ろう翠(みどり)
雨の隠れ処(が)
 
滑らかなこの蒼穹
 星を砕いた欠片(かけら)が騒ぐ
かつての海の名残を抱(いだ)く砂漠
 視えぬ地の果てへ

A2
夜の帳(とばり)沈んだ嘆きの空、切り取り
 淡く揺らぐ二色の虹を重ね継がれた

B2
更紗(さらさ)を紡ぎだした言葉は異世界へ
 心地の良(よ)い吐息を齎(もたら)すだろう
永久(とわ)の傍で明滅続けた
 A L G O L(ある ごおる)の兆(きざ)し
歪(ひず)みながら連なる

S2
透ける花弁は告げる
 凍った時が解ける胎動
鳥が異国へ向かう乾いた季節
 朱い彗星
 
S’
羽根は無くとも飛べる
 軽やかに宙を切り踏み出す
風読みが記すのは
 翳ろう翠
雨の隠れ処
 
滑らかなこの蒼穹
 星を砕いた欠片
かつての海の名残
 
僕を呼ぶ唄声は躰を巡り
 視えぬ地へ続く

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

J i B R i L - ジブリール -

J i B R i L(風の天使ガブリエルの別名。地域によっては砂漠に吹く風。
      恐らくスタジオ”ジブリ”の名前の由来)

A L G O L (ペルセウスのβ星。
      ”悪魔”の名を持つ食変光星。見かけ光度が変わる星)

星を砕いた欠片~=海の名残の星砂が残る砂漠の砂のこと
翳ろう翠=砂漠のオアシス
雨の隠れ処=雨雲のこと
朱い彗星=異国へ向かう渡り鳥のこと
虹が2色なのは異国情緒を出したくて(7色の虹は日本的なので…)

※ピアプロ外部へ公開する場合はライセンス条件をご参照ください。

閲覧数:239

投稿日:2011/09/29 19:04:05

文字数:555文字

カテゴリ:歌詞

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