雲霞の夜 君を連れ去る月影
ただずっと そうずっと 眺めていた
雲霞の空 秋深き夜に面影
まだずっと そうずっと 思い続け
熱恋し帰り道 深雪に止まりて
物憂くに思い 背向くもおらず
涙に浮かぶ 君との日々
どうして どうしても 捨てきれないまま
君の嘆きの歌を そう何度も 何度も
遠い 遠い 夜空見上げても
輝夜の月は今日も きれいなまま照らすだけ
花散らしの頃 水面伸びる一つ影
まだずっと ずっと 思い焦がれ
葎生う下に 訪れもおらず
年は経ぬるも あはれ思い出でたる
この手伸ばせど 届かぬ距離
どうして どうしても 捨てきれないまま
君の嘆きの歌を そう何度も 何度も
遠い 遠い 夜空見上げても
輝夜の月は今日も きれいなまま 照らしたまま
変わらぬまま 届かぬまま
奇跡の祈りを歌に並べ
物思いもなくした 悲しい少女
いつか帰ると 信じ続けたのに
世界二人いつか阻み
なのにまだ手を伸ばして
どうして どうしても 捨てきれないまま
君の嘆きの歌を そう何度も 何度も
遠い 遠い 夜空見上げても
輝夜の月は今日も きれいなまま 照らしたまま
遥かかなたの 君に届くよう
残した死なぬ薬を そう何度も 何度も
遠い 遠い 遠い時代でも
輝夜の月に行けるなら 一人歩んで征け
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