レイニー
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隠し事は一通り語ってきたけど
いつしか送らなくなったキミへのline
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息をするように交わした「また会おうね」も
未読のまま忘れられた 「いつ会える?」の返事も
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忘れたかったわけじゃない
嫌いになったわけでもなかったけど
かけがえのないわけじゃない
たったそれだけってだけのこと
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レイ二ー 冷たくふりしきる
面影も温もりも濯(そそ)ぐように
色が抜けたボクの
「今日まで」はこんなに真っ白だ
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レイニー 叩きつける音が
聞き馴染んだ声をかき消すように
「約束」が溶けてく 涙雨の先に
塗り潰して レイニー
a
いつの間にか隔たれた理由はきっと
ひとりでに報われたキミと散々躓いたボク
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ぺトリコールに酔い潰れて
凭れたボクを笑ってキミが言った
「それでも雨は上がるよ」
たった一言で前を向けた
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レイニー まとい付く香りが
キミとの記憶に水を差すように
ありふれてたはずの
「今日まで」がこんなに淡くなる
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レイニー 灰に飲まれた空
憂鬱と後悔を誘(いざな)うように
はぐれた左手は 夕立にさらされている
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やけに綺麗な雨粒も
明日(あす)になれば鈍色(にびいろ)に濁ってく
初めから分かってた
さよならはやってくる
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レイ二ー 冷たくふりしきる
面影も温もりも濯(そそ)ぐように
色が抜けたボクの
「今日から」を何で埋めていこう
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レイニー 叩きつける音が
声も癖も全部かき消すように
「約束」が溶けてく 涙雨の彼方へと
雲ひとつない空へ とー
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