今のこの国は居心地は好いけど
ちょっと僕対しては不便かな
まあそれは何処にいても変わらないけど
だって僕は"怪物"



僕自身が気付いた 訳じゃなくて
見ず 知らずの 人々 が 言っていた カラ
だから 僕は そのト キ
自分が "怪物" だと 思った



1000年位前に出来た
とても強い力をもつ魔女の一族がいて
その一族の末端の少女を立てて
創られた邪道の魔女の一族が
僕の実家らしい



そこでは
白い髪を持つ魔力を持った少女と
黒い髪を持つ魔力を持たない少女
が生まれる



但し 例外としては
極稀に碧い髪の子が生まれるんだって
その子は生まれながらに 巨大な魔力を持ち
"生き神"と呼ばれる



でもね 僕は朱い髪で
白でも黒でも 碧でもなくて



つまりそういうことだ分かるだろう？
いいかげん、説明口調は性に合わないんでね





僕の"脳(いのち)"をかち割った"斧(コレ)"は
今では立派な僕の一部です
さあ、ふりまわすよ　ふりおろすよ
"脳(キオク)"ごと"命(ソンザイ)"を
とばしてあげる



魔法少女？いえ、ただの怪物です