「・・・る?聞こえる?私の声??」
機械音が私の脳内を駆けた
それに混じって優しい女の人の声がした
この人が私の製作者でマスター?
・・・私の声と似てる――――?
ううん、そっくりだと思う
なんでだろう?
なんで??
「ましゅ・・たー?」
ゆっくりと瞼を開いて唇を開いた
目の前には優しい笑顔をしたマスターが立っていた
私の見た目と似てる・・・
あぁ、この人は私のマスターで製作者で・・・
モデルなんだ・・・
「おはよう、シオン」
「おはようございましゅ、ましゅたー」
マスターは私の言葉を聞いた後、困ったように眉を顰めた
「あ・・・滑舌、ごめんね・・・機能が」
マスターが頭を撫でてくれた
優しくて、温かい手だ
「ましゅたー・・・わたし、きにしましぇんよ?」
私がそういうと、マスターは微笑んでくれた
私は、この笑顔が大好きだ・・・
「これからよろしくね?シオン」
マスターは私を掌に乗せて、とびっきりの笑顔で言ってくれた
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