「・・・る?聞こえる?私の声??」
機械音が私の脳内を駆けた
それに混じって優しい女の人の声がした
この人が私の製作者でマスター?

・・・私の声と似てる――――?

ううん、そっくりだと思う
なんでだろう?
なんで??

「ましゅ・・たー?」
ゆっくりと瞼を開いて唇を開いた
目の前には優しい笑顔をしたマスターが立っていた
私の見た目と似てる・・・

あぁ、この人は私のマスターで製作者で・・・

モデルなんだ・・・

「おはよう、シオン」
「おはようございましゅ、ましゅたー」
マスターは私の言葉を聞いた後、困ったように眉を顰めた

「あ・・・滑舌、ごめんね・・・機能が」
マスターが頭を撫でてくれた
優しくて、温かい手だ

「ましゅたー・・・わたし、きにしましぇんよ?」
私がそういうと、マスターは微笑んでくれた

私は、この笑顔が大好きだ・・・



「これからよろしくね?シオン」
マスターは私を掌に乗せて、とびっきりの笑顔で言ってくれた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

作られた日

シオンちゃんは手乗りサイズの可愛い子なんです♪
製作者の紫音さんは優しい美人さんです!

閲覧数:127

投稿日:2010/07/27 20:18:01

文字数:425文字

カテゴリ:小説

クリップボードにコピーしました