【A1】
歩き始めた
また歩き始めた
長い 長い
夕暮れの道すら

心地が良くて
思い出の場所まで
耳を 撫でる
篠笛の中

【B1】
僕たちは 夢を見ていた
濡れる袖 水面揺らし 燥ぐ

【S1】
朱い 朱い 龍(たつ)の華
淡く 淡く 泳いで跳ねた
狭く 温い 鉢の中
ゆらり ゆられ 尽きて沈んだ


~間奏~


【A2】
気付き始めた
ほら気付き始めた
永い 永い
泡沫の夢だと

分かっていても
まだ色褪せなくて
頬に 伝う
憧憬の跡

【B2】
僕たちは 空を見ていた
溶ける甘い林檎飴 齧る

【S2】
高い 高い 空の花
淡く 淡く 光りはじけた
そよぐ 温い 風の中
ゆらり ゆられ 消えて流れた


~間奏~


【CS】
朱い 朱い 龍(たつ)の華
彩(いろ)を 描き 天に昇った
高い 高い 空の花
夜を 照らし 儚く散った

【LS】
どうか どうか 少しでも
ここに 存在(い)たと 知って欲しくて
いつか 終わり が来るまで
僕ら 命 燈し続ける


―――――――――――――――――――――
以下、平仮名。

【A1】
あるきはじめた
またあるきはじめた
ながい ながい
ゆうぐれのみちすら

ここちがよくて
おもいでのばしょまで
みみを なでる
しのぶえのなか

【B1】
ぼくたちは ゆめをみていた
ぬれるそで みなもゆらし はしゃぐ

【S1】
あかい あかい たつのはな
あわく あわく およいではねた
せまく ぬるい はちのなか
ゆらり ゆられ つきてしずんだ


~間奏~


【A2】
きづきはじめた
ほらきづきはじめた
ながい ながい
うたかたのゆめだと

わかていても
まだいろあせなくて
ほほに つたう
しょうけいのあと

【B2】
ぼくたちは そらをみていた
とけるあまいりんごあめ かじる

【S2】
たかい たかい そらのはな
あわく あわく ひかりはじけた
そよぐ ぬるい かぜのなか
ゆらり ゆられ きえてながれた


~間奏~


【CS】
あかい あかい たつのはな
いろを えがき てんにのぼった
たかい たかい そらのはな
よるを てらし はかなくちった

【LS】
どうか どうか すこしでも
ここに いたと しってほしくて
いつか おわり がくるまで
ぼくら いのち ともしつづける

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

/【歌詞応募用】金魚花火(仮題)

rusnascis_ia様の曲
https://piapro.jp/t/Bn2Bへの応募用として作成。

儚く散る金魚や花火。
その一瞬の命が放つ彩りや輝きは、そこに確かに存在した証。
そんなイメージを詩にしてみました。
※メロディにあわせやすいように、ワザと変な位置にスペースを空けている箇所があります。実際は詰めてあるものとして見ていただければと思います。

閲覧数:223

投稿日:2022/09/08 22:46:13

文字数:980文字

カテゴリ:歌詞

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