Touch me NOT


鏡の中　冷めた視線で
咲き誇る真っ赤な花は
私に良く似てた

黄昏時　街の喧騒に
掻き消された想いをまだ
捨てきれずに

馴れ合うほど嘘に汚れて
曇ってく自分らしさ
放っといてよ　私はひとり
生きてゆくと決めたのだから

孤独に芽吹く花
項垂（うなだ）れた鳳仙花
私に近づかないで
指さえ触れないで


目まぐるしい日々に流され
自分を見失うなんて耐えられない


私は私なの
ただ一つのプライド
どうして邪魔をするのよ
ひとりにさせてよ

寂しい?　そんなこと
思うワケがないでしょ?

私に近づかないで
このまま放っといて


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かがみのなか　さめたしせんで
さきほこるまっかなはなは
わたしによくにてた

たそがれどき　まちのけんそうに
かきけされたおもいをまだ
すてきれずに

なれあうほどうそによごれて
くもってくじぶんらしさ
ほっといてよ　わたしはひとり
いきてゆくときめたのだから

こどくにめぶくはな
うなだれたほうせんか
わたしにちかづかないで
ゆびさえふれないで


めまぐるしいひびにながされ
じぶんをみうしなうなんてたえられない


わたしはわたしなの
ただひとつのぷらいど
どうしてじゃまをするのよ
ひとりにさせてよ

さびしい?　そんなこと
おもうわけがないでしょ?

わたしにちかづかないで
このままほっといて