雨上がり 君の姿を見た気がした

微温い風が目に滲みた 君の居ない初めての春
狂いそうな 甘い匂い 喉に詰まる
立ち上がれないほどの 優しさの重圧
耐え切れなかった 君に背を向け逃げるように去った

拒むように目を閉じて もう遠い過去に思いを 馳せ

嗚呼、
純白(しろ)の中にひとひらの紅色
望まないリプレイ 緩慢な絶望だけがそこで
ただ目の前に流れ、僕の中で溢れ出した
どうしようも無い空白を抱え
未だ僕は此処に立ち尽くしている

きっと色褪せていく 引き裂かれるこの想いさえ いつかは
呼吸すら憂鬱な日々 掻き毟るだけ

髪を撫でる温もりはもう無い さよならの感覚だけ 此処に

もう
捨てたと思っていたものがこの手に
最後のページに文字は未だ無い 未だ無い
時の経つほどに痛みは増していくばかり
歩き出す勇気など最初から無かった

時間に追い越される その身を投げ出すことも出来ず
鈍る感覚が最後に捕らえたのは 散り逝く花の香

嗚呼、
純白の中にひとひらの紅色
望まないリプレイ 緩慢な絶望がそこで
ただ目の前に流れ、僕の前に流れ出した
どうしようもない空白にはいつか
亡くした悲しみが満たされる筈

雨上がり いつかまた会えますようにと願った

ライセンス

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沈丁花

初作詞です。思い上がりましたすみません。
春になると道端に咲く沈丁花やらと排気ガスの匂いが混じって、鼻が大変なことになります。ごめんなさい。詞には関係ないです。

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閲覧数:52

投稿日:2009/04/06 20:27:40

文字数:528文字

カテゴリ:歌詞

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