どうすれば「フツーの『人間』」になれますか
どうすれば「フツーの『生き物』」になれますか
一体僕は
何を 間違えたんですか

僕等同じ星に生まれて 同じ様に育てられてきました
僕等同じ学校に 同じ様に入りました
僕等同じ種族で 同じ様に出来てるはずなのに
一体僕は
何が おかしいのですか

晴れ渡る空に秋風が吹く
心の底に 雲が溜まる
僕の心は 湿度が高いらしい
深い傷の反対側にできた 高い山の上で
大気の温度は下がってって
心の底に 雲を作った
山の向こう側では カラッカラになって
ただ乾いた風を吹かせてるんだ
そのお陰か 少しも休めやしないや

乾いた片側と 湿った片側が
ちょうどバランスよく 居座っちゃって
僕の心の中は バランスよく裂けてしまった
この裂けた心の底は 山がある限り居座るんだ
そしてこの裂け目は 正に『人間』を分断してんだ

山をどかすなんて

そんな事できるかい?


どうすれば「フツーの『心』」を取り戻せますか
どうすれば「フツーの『平地』」を取り戻せますか
一体僕は
何を 何をすれば良いんですか

僕等同じ星に生まれて 同じ様に育てられてきました
僕等同じ学校に 同じ様に入りました
僕等同じ種族で 同じ様に出来てるはずなのに
一体僕は
何が 足りないのですか

暗い空の下 暗黒のとある政府は
「政府批判」の レッテル貼って
彼を檻に 閉じ込めていた
どうやら僕も その同類らしい
深い傷の奥にできた 暗い檻の奥で
「最低」のレッテル貼って
自らを 檻に閉じ込めた
檻の外では それを理由に
課題も何も やってないんだ
そのお陰で 外じゃやる事がないや

悲しい片側と 怠けた片側が
残念な具合に 出会っちゃって
僕の心の中で 勝手に協定を結んでしまった
この協定の黒い力は 檻から出るまで居座るんだ
そしてこの協定は 檻を頑丈なものにしていくんだ

この協定を

打ち破れってのかい?


どうすれば「フツーの『存在』」になれるのですか
どうすれば「フツーの『意義』」を持てるのですか
一体僕は
何を 何をすれば良いんですか

僕等同じ星に生まれて 同じ様に育てられてきました
僕等同じ学校に 同じ様に入りました
僕等同じ種族で 同じ様に出来てるはずなのに
一体僕は
何が 足りないのですか


どうすれば「フツーの『自分』」になれるのですか
そんな答え 本当はとっくに分かっていたんだ
一体僕は 何が足りないのですか
そんな答えも 本当はすごく明確だったんだ

「僕に『足りないもの』って何なんですか」
「それはね…」
それはほんの少しの努力だった

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

『フツー』

初回作成日 2016/03/01 22:34
学年末試験直前だってのに
なぜ「こいつ」は勉強をしないのだろうか
まあ、今なんか真っ最中ですが

閲覧数:58

投稿日:2016/03/06 18:34:19

文字数:1,098文字

カテゴリ:歌詞

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