「あんたも僕も間違ってんだって」
惨憺たるザマであった
似非の大義を頬張る
取ってつけた無稽と荒唐様(さま)になって
狂える空身(からみ)の美
現実離れの悲壮感
息は次第に詰まった
不意に願うは悔(かい)・恨(こん)・哀(あい)
ごちゃ混ぜになった
震える有終の美
嗚呼、
勧善懲悪謳って
振るう正義かぶれの鉄鎚は
何故こうも痛むのか
きっとあんたも僕も間違ってんだ
いっそ命(めい)に委ねて
相対(あいたい)して大壊(たいかい)けど毎回
針(しん)は逆(さか)に振れる
元来僕は間違ってんだ
ずっと命(めい)に委ねて
散々煙(けむ)に巻いたその憂いを
蓋然、平和装った
愚衆、憮然な群勢よ
さんざ偽善で満ち満ちた虚勢に
御身を預けては
廻天、直下の試金石(しきんせ(き))
君と僕との醜態性
さぁさご覧になってこの茶番を
捧ぐ「セイギ」の顕微(けんび)を
目下、向かうところ味方はナシ
独を自ら頬張る
こんな私((わ)たし)にも勧善懲悪できんだって
馬鹿げた与太話
なんてそうこうばっか言えなくなった
広がる現実線
次第に否定不可点まで及んだ
己がセイギ紛い反転
自称して徹頭徹尾染まりきって
ぼやける境界線
期待反転善悪の縺(もつ)れを以て
届ける正解答
「馬鹿げてる」
そう願い出たスケープゴー(ト)
適所だの何だのと言い聞かす
燻る「セイギ」に目を逸らして
嗚呼、
勧善懲悪謳って
振るう正義かぶれの鉄鎚は
今日、名実共に転回点
純然たる悪に成り下がった
ヒールかぶれの鎚を引っ提げた
君が願うは「正義」の当事者
燻る「正義」に火を
きっとあんたも私((わ)たし)も間違ってんだ
いっそ命(めい)に委ねて
相対(あいたい)した正体紛(まが)う空想
針(しん)は順(じゅん)に振れる
元来僕も間違ってんだ
ずっと命(めい)に委ねて
散々煙(けむ)に巻いたこの憂いを
蓋然、平和装った
愚衆、憮然な群勢よ
さんざ偽善で満ち満ちた虚勢に
御身を預けては
廻天、直下の試金石(しきんせ(き))
君と私((わ)たし)との集大成
見届けて 来たる終劇その刻(とき)を
捧ぐ「正義」の顕微(けんびを
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