1A
髪(かみ)にたゆたう薄荷(ミント)の葉(は)
枯(か)れるまで此処(ここ)にいよう
弱(よわ)くて儚(はかな)いトリチウム
白雨(はくう)揺(ゆ)るは遠(とお)い汽笛(きてき)
君(きみ)が零(こぼ)れて消えてゆく
象(かたど)らない静寂(しじま)吐いて

1B
「どうか見(み)つめて下(くだ)さい。」
名残(なごり)なきまま滲(にじ)む頬(ほほ)
玉響(たまゆら)はkissを知らない
包帯(ほうたい)は躰(からだ)になびく

サビ
幽(かす)かな呼吸(こきゅう)と
無意味(むいみ)な足跡(あしあと)
砂(すな)に貝殻(かいがら)にまみれた肌(はだ)
綺麗(きれい)な涙(なみだ)に
寂(さみ)しさひとひら
仰(あお)ぎ透(す)かせたシンメトリー
夜空ヶ瞳(よぞらがひとみ)はなにを憂(うれ)う
君を黙(だま)って見つめたまま
夜空ヶ瞳はただ想(おも)う
君を黙って見つめたまま
凛(りん)と流(なが)れるひとときを

2A
ベッドの側で聴(き)いているよ
あるチャペルの天使(てんし)たち
幼(おさな)いままのトロイメライ
ありきたりで遠い夢(ゆめ)を
エリスが灯(とも)す街灯(がいとう)は
また幾重(いくえ)にも瞬(またた)いた

C
ラピスラズリの指輪(ゆびわ)が言(い)う
「涙に泡(あわ)がたたないように」
現象(げんしょう)でしかない詩人(しじん)は
心象(しんしょう)を鉛筆(えんぴつ)で歩(ある)く

ラスサビ
仄(ほの)かな脈拍(みゃくはく)
お願(ねが)い届(とど)いて
星(ほし)と音(おと)の樹(き)と紡(つむ)ぐ瞼(まぶた)
機械(きかい)の歌声(うたごえ)
命(いのち)がひとひら
未来(みらい)はきっとシンメトリー
夜空ヶ瞳は何をミル
薄(うす)く散(ち)りゆく天の川(あまのがわ)
夜空ヶ瞳はただ想う

ただ想う

夜空ヶ瞳はなにを憂う
君を黙って見つめたまま
夜空ヶ瞳は何をミル
君を黙って見つめたまま
夜空ヶ瞳はただ想う

「あと少しだけ君のために」
星影(ほしかげ)の彼方(かなた)に朝(あさ)が来(く)る

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ミラ,アマナス(応募用)

字数はある程度合わせてありますが、毎度のことですが難しいと思われますのでお気軽に改編の相談をしてください(笑)

私たちが気持ちを伝えられないジレンマや悲しさ、それを何とかくみ取ろうとする無力さ、優しさをたった一人の主人公と夜という現象に託しました。

閲覧数:291

投稿日:2017/11/17 21:45:40

文字数:879文字

カテゴリ:歌詞

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