-刀-
鈍くも反射する諸刃 研ぎ澄まされた身体が汝を貫く
一部の狂い無く 骨の合間さえ美しく縫って
棚引く土煙も 空から落つる光さえも裂いてみせよう
この身を躍らせ 麗しく舞おうその手の指一つで
月光が露になり我を伝えば 汝は応えるだろう
今宵もこの名を愛しく呟いて
共に行こう 映し身たる汝の臨む戦場(いくさば)へ
猛る刃(やいば)の切っ先を奮い
汝が突き進むを阻ませはせぬ
冷たきこの身体を戦慄かせ 共に駆けよう我が主
空風(からかぜ)吹き荒ぶ天を斬り
修羅の門を我が身で拓かせよう
神風も纏う汝の心臓 その命(みこと)は護ろうぞ
この腕の精錬された筋 美しいそなたを今日も抱き(いだき)寄せる
一滴の欠けも無く その身を鞘に眠らせながら
如何なる宿敵も 鬼も神も親さえも斬り捨てて見せよう
この身も捧げ 狂わしく咲かせてくれる徒の花道
夜露に濡れるその身の誘い(いざない)に 私は応えよう
今宵もそなたを愛しく呼んで
共に行こう 映し身たるそなたの光る戦場へ
疾風より速く奔りぬけ
そなたを一閃紅(くれない)を飛ばそう
熱きこの身を打ち奮い 共に駆けよう我が友よ
明朝白めく日の本を叫び
修羅の道さえそなたと拓く
闘神宿りしそなたの煌き その力を使おうぞ
蠢く雲 村雨の夜
(晴天の空 暁の朝)
凪ぐ風 語り手の終焉(おわり)
(嵐の地 謳い手の誕生(うまれ))
この身は汝の血 契約の元伸ばす
(この身はそなたの息吹 約束の果て伸ばす)
猛る刃の切っ先を奮い 明朝白めく日の本を叫び
(疾風より速く奔りぬけ 空風吹き荒ぶ天を斬り)
共に行こう 共に駆けよう
死してまた逢う運命(さだめ)を契り
我らの魂(こころ)燃え尽きる 果ての果てまで
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