普通で壮大な恋を夢見る
どこまでも乙女だった君へ
8月の夜空に
明かり付けたら 君はもういなかった
名前も知らない 誰かになってた
いつかの日々 浜辺をさまよって
拾った貝は ほんの少し合わない柄
笑顔で告げられた言葉 笑って返すしかなくて
砂の城はいつか 崩れるもので
サラサラと泳ぐように 五本の牢すり抜けてく
だから仕方ないよ せめて笑って
幸せな君の未来願う
8月の夜空に
君とふたり 並べた貝の柄
合わないとしても 綺麗だと思えたから
流した涙さえ 空に浮かんで 今日の晴れになる
夏が終わりそうな 涼しい夜に
私だけのコンパスは 君がいない逆を指した
絶対負けないよ 心で叫ぶ
あの頃の 君にとても似てる
8月の夜空に
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