西の空に三日月が 隠れてしまいそうな夜
北へ向かうレールの上 ゆっくりと列車がゆく

床に置いた ラジオを鳴らした

あなたを待つこの部屋は 静かすぎる海のようで
いつも少しこわくなる 背中を丸めて泣くのをこらえる

やけに明るい声で 歌いだすラブソング
わたしはその音の羅列を とおくに聴いてる


西の空に三日月を 追いかけるように並んで
鳥の群れが弧を描き 森の影に沈んでく

まちの灯が ぼんやり届いた

あなたのいない世界を 想像して眩暈がした
きっとわたしの時間は あなたに出会ってまわりはじめたの

夜のにおいが溶けた 風が髪を揺らす
わたしは迷子のような声で あなたを呼ぶんだ


空はいつしか満天の星 まるで降りそそぐように


あなたを待つこの部屋は 静かすぎる海のようで
溺れそうに眠るだけ 背中を丸めて夜をやり過ごす

はやく会いたいなんて 言えはしないけれど
願うことくらいはいいかな あなたに届くように

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

【♬】藍

あなたに届くように。


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コートさんが曲をつけてくださいました(*'▽')✩⡱
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投稿日:2024/05/20 22:10:00

文字数:415文字

カテゴリ:歌詞

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