少しだけ背伸びな世界
少しだけ見下ろす世界
少しだけど高いから
きっと強がってた
少しずつ遠退く君に
まったく気付かない僕
少しだけど高いから
きっと忘れてたんだ

同じ道同じ目線に
広がる危険地帯
「手を繋いで」なんて
言えない
強くない僕だから

だったら少しだけ
大きくなれたら
力強くなれたら
きっと君を守れると
思い込んで
耳塞いで
どんぐりが背比べしてた

少しだけ孤独な世界
少しだけ見えない世界
少しだけど高いのに
何も出来ないんだ
段々とふらつく僕を
優しく支えてくれて
少しだけど忘れてた
きっと忘れてたんだ

そんなに大きくなって
何を見張ってるの？
そんなに強くなって
何を壊してくの？
遠退いてく君の
傷だらけの背中は
もう見たくないから
どんなに小さくたって
私だけを見ていて
どんなに弱くたって
優しく抱きしめて
たとえ周りに埋もれる
どんぐりでも
君は私のただ１人の
ヒーローなんだよ


少しだけ霞んだ世界
少しだけ涙で滲んで
少しだけど強くなれたよ

少しだけ忘れた世界
少しだけ嫌いな世界
少しだけど辛いから
きっと強がってた
いつまでも大好きな君を
ずっと守っていくよ
世界で１番弱い
君だけのヒーローになるよ