【A1】
目の前に続く道を眺めて(い)た
行く先が霞むほどに遠くまで
【B1】
分厚い教科書 投げ捨てて
心の向くままに身を委ねた
【S1】
さあ
僕らはサバイバー
小さな冒険者
ペダルを漕ぎ 少しだけ遠い世界へ
いつかの夏休み
汗も流れるまま
一度だけの 今日を生き抜いていた
~間奏~
【A2】
すぐ傍で歌う蝉の声 一つ
耳元を撫でる風の音が二つ
【B2】
幾つも遠回りをしては
心の奥底に焼き付けて(い)た
【S2】
そう
僕らはサバイバー
小さなヒーローさ
空想の中 誰よりも強いフリして
いつかの秘密基地
大事な宝物
幼い手で 守り続けていた
【C】
でも いつしか
「さようなら」を促すよ(う)に
陽が落ちるから
【S3】
ほら
いつもと違う道
先の見えぬままに
手探りでも 僕ら少しずつ大人になる
【S4】
今でもサバイバー
大きな冒険者
あの頃より 手の届く距離が増えてる
夢見たヒーローと
少し違うけれど
確かに ほら 今日を生き抜いていた
――――――――――――――――――――――
以下、平仮名。(内は1音で2文字です)
【A1】
めのまえに つづくみちをながめてた
ゆくさきが かすむほどにとおくまで
【B1】
ぶあつい (きょ)おか(しょ)なげすてて
こころの むくままにみをゆだねて
【S1】
さあ
ぼくらわさばいばあ
ちいさなぼおけん(しゃ)
ぺだるをこぎ すこしだけとおいせかいえ
いつかのなつやすみ
あせもながれるまま
いちどだけの (きょ)うをいきぬいていた
~間奏~
【A2】
すぐそばで うたうせみのこえひとつ
みみもとを なでるかぜのねがふたつ
【B2】
いくつも とおまわりをしてわ
こころの おくそこにやきつけてた
【S2】
そお
ぼくらわさばいばあ
ちいさなひいろおさ
くう(そお)のなか だれよりもつよいふりして
いつかのひみつきち
だいじなたからもの
おさないてで まもりつづけていた
【C】
でも いつしか
さよおならを うながすよに
ひがおちるから
【S3】
ほら
いつもとちがうみち
さきのみえぬままに
てさぐりでも ぼくらすこしずつおとなになる
【S4】
いまでもさばいばあ
おおきなぼおけん(しゃ)
あのころより てのとどく(きょ)りがふえてる
ゆめみたひいろおと
すこしちがうけれど
たしかにほら (きょ)うをいきぬいていた
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