幸せの無い物置

投稿日:2009/08/20 15:31:49 | 文字数:475文字 | 閲覧数:48 | カテゴリ:歌詞

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納戸婆(なんどばば):西日本に伝わる、老婆の妖怪。
人家の納戸の中に棲み、中から飛び出して人を脅かす。
納戸を掃除しようとしたり、箒で叩き出すと、床下へと逃げ込む。

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TEXT
 

今日も私はいつものように
叱られ蹴飛ばされ 押し込められる
この家でただ一つ私に与えられた空間
狭く暗い物置の中へ


人は皆平等なんて 一体誰が言ったのか
壊れた秤を使っても 釣り合うものも釣り合わない

事ある毎に難癖付ける 横暴な叔父を憎めばいいのか
家中の家事を押し付ける 理不尽な叔母を怒ればいいのか
誰も教えちゃくれないの

あざだらけの頬をさすり
とぼとぼ閉じ籠もる 惨めな自分
幸せそうな家族の会話を遠くに聞きながら
両手で強く膝を抱える


薄暗いこの世界に 神様なんていやしない
例え存在するとしても それは私の味方じゃない

汚らわしいと貶し嘲る 意地悪な義姉を妬めばいいのか
人並みの幸せも持たない 自分自身を呪えばいいのか
答えは誰が知ってるの

髪に付いた埃を払い
暗くうなだれる そんな毎日
彼らにとって私は邪魔者としか見られてない
誰からも愛されない存在


幸せなんてありはしない
この暗い世界に 籠もる限りは
それぐらい分かってる、けどどうやって出ればいいの
私が生きていられる唯一の空間なのに
やつれた頬を伝う涙

初音ミクを始めとするボーカロイド達の歌声に導かれて、この地にやって来ました。

「自分もオリジナルの歌詞でボーカロイドを歌わせたい……」
「だけどDTMもボーカロイドも作曲技術も無い……」
「でもここなら、自分の書いた歌詞を誰かに使ってもらえるかもしれない」
「どうせなら何か自分の好きなものを下敷きに歌詞を創って載せるのはどうだろう」
「自分の好きなもの……?」
「……妖怪だ」

……といった図々しい考えで、主に日本の妖怪をモチーフにした歌詞を書かせてもらっています。
モチーフというより、妖怪を現代のキャラにアレンジした歌詞といった感じでしょうか。
拙い文章ですが、気に入っていただければ嬉しいです。

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作品へのコメント1

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    ご意見・感想

    こんにちは。今回は虐待されている子の話でしょうか。
    今はこういった話が多く聞かれるのが悲しいです。
    幸せのない空間から、自分自身で抜け出せるか、それとも救いの手が差し伸べられるか。
    色々考えさせられます。

    2009/08/20 17:01:47 From  碧夜

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