＃６「君たちは、実に荒いなぁ」



時を少しさかのぼって……


「テイ～、あのさ、今日帰りが遅くなるから……私の部屋を掃除しておいて～」


携帯電話の向こうから、わけのわからないことを言うマスターがいる


「はぁ？帰りが遅くなるのと、部屋の掃除…どう関係してるのよ？！」


テイはもっともな反論をした


「いやぁ～、ほんとは帰った後にやろうと思ってたんだけどさ…」

「けど、なによ？」


テイが声を低くして威圧するようにいった


「あ～！いま、テイ、声低くしたでしょ？低い声もかわいいなぁｗｗ」

「はぁ？ふ、ふざけないでよ！」


テイは照れながら大きな声でそういった


「あ、そうだ！部屋の掃除、よろしくね！」


しるるが思い出したようにそういった


「いやよ！私はあなたの召使じゃないんだから！」


テイが呆れているようだ


「そんなこといわずにおねが～いｗｗ」

「いやっ！」


テイが拒否する


「あ～そうなんだぁ～…じゃぁ、もうテイはポイッかなぁ～……」


しるるが悪戯っ子のようにテイを煽る




しるるは「なんてねｗｗｗ」と付け足そうとした時だった


「わかったわよ！私、こんなところ出て行く！！」


テイはそう叫ぶと、携帯の通話終了ボタンを押して、電源を切った


テイは軽い荷物を持つと、玄関のドアをバンッと勢いよく音を立てて、家を出て行った






「くそっ………」


テイは小さくつぶやくと、あてもなく歩き出した












え？何？

真面目だって？

何言ってるんだ！

いつも真面目だろ！！


え？

あぁ…ｇｄｇｄじゃないって？

それはそうかもしれないな！はっはっはっはっはｗｗ


え？

お前は誰だって？

いやいや！ナレーションさんですよ！いつも声を聞いてるでしょ？


え？

テキストだから、声聞こえない？


え？

ちょっとまって！

じゃぁ、私の存在意義ってなによ？

しらない？

そんな勝手な！

ひどい！

しるるさんにいいつけてやる！！






ふぅ………………………………



なに？まだ250字も余ってる？

あの…しるるさん？

さすがに無理だって、私一人じゃ……

だいたい、なんでテトたちの方に焦点をあてなかった？！



え？

ネタ切れ？

いやいや！そこをなんとかするのが作者様の腕の見せ所でしょ？！


「チッ∑(・へ・)」


あぁ！今！舌打ちしたな！


「ナレーションの存在を消去しますか？」


あぁぁぁぁ！ごめんなさい！ごめんなさい！

消さないで！おねがいします！

ごめんなさい！しるるさま！


「キャンセルっとｗ」





ふぅ………よかった…

まったく…人使い……じゃない、ナレー使いが荒い人だ…


「消去しますか？」


ああぁぁぁぁぁ！！ごめんなさい！！


「はい！読者にもあやまる！」


はっ、はい！！

今回はこんな私の独り言だけを、延々とお送りしてしまって申し訳ありませんでした！

じ、次回は！ちゃんとやります！




……しるるさん？やりますよね？

「……さぁ？」


えええええええええええ！！！！



もう一回つづく！