帰路に着いた
夕方五時の茜の空が
崩壊だったらなんて
覚めない現と
冷めない呼吸
私はまだ
くすんだ世界をみてる

鼻を突く元素の流動
誘蛾灯と踊る虫の妄動
踏切が閉じる赤色灯
ただ独り確かなるこの拍動が

少し錆びた信号
轢かれ曲がった標識
らくがきされた自販機
蹴られ凹んだロッカー
閉鎖された線路
都会の雑木林
地図にないトンネル
割れ光らない電灯

じゃないじゃないじゃないじゃない
じゃないじゃないじゃないじゃないじゃない

じゃない!

迫害されたフリをしているだけの
マジョリティだった

鼻を突く元素の流動
誘蛾灯と踊る虫の妄動
踏切が閉じる赤色灯
ただ独り確かなるこの拍動が

繰り返す哀れな情動
辿り着かぬ道を歩む妄想
点滅に変わってく信号
ただ独り確かなるこの拍動が

少し錆びた信号と
轢かれ曲がった標識と
落書きされた自販機と
蹴られ凹んだロッカーと
閉鎖された線路と
都会の雑木林と
地図にないトンネルと
割れ光らない
光らない電灯みたいに

みたいに
誰の記憶にも残れないの?
電柱みたいにいつの間にか
私ごと無くなってしまうんだ
って気づいてから
未来にも過去にも
触れられないまま時が
流れ続けることが
怖くなったよ
分からなくなったよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

光らない電灯みたいに、_Lyrics

歌詞です。

閲覧数:48

投稿日:2024/09/30 22:12:36

文字数:535文字

カテゴリ:歌詞

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