一緒に穴を掘ってさ　骨も肉も落としきってしまうような　そんな風にしようよ

プラス、マイナス、ワル、カケルも要らないような
誰かの心象風景になんて飛ばなくっていいような
だってぼくだけがわかるんだ
ずっとぼくだけがわかるんだ
きみの泣かない国を築くように

一緒に宙に浮いてさ　脈も息も止めきってしまうような　そんな風にしようよ
一緒に果てに行ってさ　世界中の誰ひとり知らないほど　すてきな旅しよう
ローバーの跡すらなかったら　きみは笑うでしょう
とびきりに

ランプ、お日さま、お月さまも照らさないけど
誰かの心象風景は今日もきみを縫いつけるけれど
だってぼくだけは星にいる
ずっとぼくだけは水のよう
きみのいちばん隣に根づくように

一緒に穴を掘ってさ　骨も肉も落としきってしまうような　そんな風にしようよ

一緒に底に沈んで　泡と塵だけ踊っているような　そんなとこ見ようよ
一緒に果てに行ってさ　世界中の誰ひとり知らないほど　すてきな旅しよう
ローバーの跡すらなかったら　ぼくを褒めてくれるかな
きみは泣くのかもしれない