井戸の底

投稿日:2010/06/18 15:38:23 | 文字数:560文字 | 閲覧数:58 | カテゴリ:歌詞

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井守(いもり):福井県に伝わる、身長四、五寸(約十二~十五センチメートル)の小人の妖怪。
集団で古井戸の周りに住み着き、近くに住む者を驚かす。
かつて戦の際に死んだ武士の霊が、その姿を変えたもの。

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TEXT
 

罪の烙印を押された者が 明かりのある街から追われ 人の寄らぬ暗がりに集う


あの時あの場の一言で
俺の道から光が消えるなんて 知り得る訳もなかっただろう

住み慣れていた地を追い出され 途方に暮れていた俺に 彼らは居場所を与えてくれた
ここが俺の新たな住処 光の無い地に生きる道があった

俺達の住まうこの場所には 日の光は届かない
恋しく思う時もあったが 今ではもう慣れたもの
暗闇を糧に今を進もう それが今の俺の生き方


味気ない世に疲れた者が 乾いた生活を捨てて じめじめした空間に群れる


この世に生まれたその時に
己がこんな暗い道を進む事を 彼らは想像しただろうか

自分の故郷を見限って 彷徨い移ろった末に 彼らはこの場所を見出した
目にした事も無かった世界 それは彼らが自ら選んだ道

真っ暗なそこに入り込めば 日の光は断ち切られる
もう二度と拝めないだろうが それも無論承知の上
人目に付かぬ影に寄り添う それが追い求めた生き方


やって来る者を拒みはしない 誘い込む事もしない
だが一度でも入り込んだら もう二度とは出られない
死んでしまっても日は見れない 暗い暗い大穴の地


太陽を嫌い明かりに嫌われ 光の世界から逃げだし 薄闇の地下世界に住まう
それが俺達の生き方 井戸の底の住民の生き方

初音ミクを始めとするボーカロイド達の歌声に導かれて、この地にやって来ました。

「自分もオリジナルの歌詞でボーカロイドを歌わせたい……」
「だけどDTMもボーカロイドも作曲技術も無い……」
「でもここなら、自分の書いた歌詞を誰かに使ってもらえるかもしれない」
「どうせなら何か自分の好きなものを下敷きに歌詞を創って載せるのはどうだろう」
「自分の好きなもの……?」
「……妖怪だ」

……といった図々しい考えで、主に日本の妖怪をモチーフにした歌詞を書かせてもらっています。
モチーフというより、妖怪を現代のキャラにアレンジした歌詞といった感じでしょうか。
拙い文章ですが、気に入っていただければ嬉しいです。

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作品へのコメント1

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    ご意見・感想

     こんにちは~。
    井戸は怪談話などでよく出てきて、ある意味必需品ともいえますが。
    井戸を比喩とすれば様々な可能性が感じられますね。
    誘い込む話は多くありますが、誘わないというのも珍しいです^^

    2010/06/18 18:59:04 From  @碧

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