靡いている花びらの夢を記して
綴じた無数の紙をいとおしむ
思い出せない記憶の底を撫でて
頼りない口笛を奏でてほしい

陽の光射す明日に背中を預けていても
埋もれた冷気に凍えそうになる
煌いている命にさえ影を重ねては
朽ちかけた起源をもう一度と願う

拾い集めた物語 紡ぎ合わせた事柄を
整え著すこの手で認めたRecord
語り継がれた伝説や創り始めた神話まで
教え導く欲望に壊されてしまうから


嘆いている人々の裏を記して
閉じた無惨な闇を抉じ開ける
思い出せない記憶の蓋を撫でて
確かな息遣いを感じていたい

深く彩成す季節に瞳を背けていても
色褪せた絵具に呑まれそうになる
綺麗に並ぶ詞にすら美辞を連ねては
汚れない軌跡を幻か疑う

探し求めた偶然と巡り合わせた必然を
調え顕すこの手で暴いたRecord
縋り付かれた救世主 誇り示した英雄も
称え尊ぶ空想に隠されてしまうから


ひとつ滅びた運命に結び合わせた真実を
随に表す心に再び帰るまで
永久に流れる時の中やがて生まれる終末を
果てに掲げるこの手で遺していくRecord

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

Record

ヒストリア

すべてをこの手で


――――

構成:ABサビABサビ間奏サビ
(前のバージョンはひらがなverの歌詞)

閲覧数:89

投稿日:2013/01/27 16:32:42

文字数:467文字

カテゴリ:歌詞

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