振り翳された 正しさ 凶器に変わる
慣れた手つきでそう 何度でも
塗り潰された 光は まるで偽物
夢を見させるだけ 目覚めても


四月へ逃げてやり直せど
捕まった記憶の中
愛想笑いが癖になれば
言葉も失くす五月雨

まだ 喉の奥が熱いよ
諦めが悪くて困るよな
心までは誰にも決めさせない
がむしゃらに叫ぶ

振り翳された 正しさ あなたの手なら
そっと合わせてみる 怖くても
塗り潰された 光は 神様のもの
次は私が見せてあげるわ
咲いた桜を夜風が攫った 紛れてあなたが私を攫った
初めて触れる輪郭
もし叶うなら このまま 時間を止めて
全て忘れるほどの温もり ああ


壁を作ってやり過ごせど
寂しさが蝕んでく
加工して美化した表情(かお)は
脆い日々を保つため

まだ 握りしめていたんだ
内緒だよって言った泣き声
縛りつけて呪いにしたのは何故
もう赦せばいい

繰り返される 愚かさ 私の手から
きっと断ち切るまで 側に居て
ありふれている 不幸を 嘆いたままじゃ
なによりも自分を愛せない
散った花弁あなたの手の中 ひらひら返りゆらゆら漂い
桜色に染まってく
信じていよう この先 分からないから
巡り来る季節に思い出す ああ


赤から青へと変わっても
一歩さえ 動けない
大丈夫。大丈夫。大丈夫…かな?

午前0時を 回った 街を駆け抜け
衝動に従う 春嵐(はるあらし)
儚い命 綺麗に 生きれないけど

振り翳された 正しさ あなたの手なら
そっと合わせてみる 怖くても
塗り潰された 光は 神様のもの
次は私が見せてあげるわ
咲いた桜を夜風が攫った 紛れてあなたが私を攫った
初めて触れる輪郭
もし叶うなら このまま 時間を止めて
全て忘れるほどの温もり ああ


痛みを抱え 二人は 春に出逢った
少しずつでも 進もう 手と手繋いで

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テトテトハル

手中の春
きっと春は手の中

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投稿日:2021/03/28 14:31:02

文字数:776文字

カテゴリ:歌詞

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