ある日の朝。レンはミクに不意打ちで耳打ちされた。

「ねえねえ、新しい人が来るんだって!」

「ふぁっ!?」

「あ、ごめんw」

「……………………。 もう?」

リンとレンが来たばかりだというのに、もう新しい人が来るのか。

「なんかねー、巨乳でグラマーで外国人なんだって!楽しみだね!」

「…ふーん…それでか…」

リビングでは、メイコが朝から全力で酒盛りをしていた。

「あーん!なんでキャラかぶるような人買ってくるの!?飽きたの!?悪かったわね年増でええぇうあああぁぁぁぁぁん!」

「メイコおねぇちゃぁん…おねがいだから巻き込まないでよぅ…!」

リンは泣きそうだ。

「リン…お前のことは忘れないよ」

「え、レン!?ひど…」

ぴんぽんぱんぽーん。

『ルカさんのインストールを開始します…』

無機質な声が告げて、1からカウントがはじまる。

「るかって人なんだね!」

「そうよね…いまどき○○子なんて名前のギャルはいないわよね…」

「……………………ソウダネ。イナイネ」

もはやリンは死んだ目になっていた。

「リン…かわいそうに」

「………だいぶレン君も慣れたね。辛辣だね」

「そう?」

『87………………91…』

「あ、やば!インストール終わっちゃうよ!起きるとこ見たいっ!」

「? なんで?」

「だってレン君もリンちゃんのも見逃したんだもん…」

       *

『………97…』

「きれいな人だねー」

「うん。どんな声なのかな?」

『………100 インストールが完了しました…―』

ポッドのふたがゆっくりと開いていく。
まだ眠そうな眼は深い銀色。
ピンクの髪の女性は、腰をあげて訪ねた。

「…ここ、は…?」

「えっとね、かくかくしかじか…」

ミクは、レンに話したのとそっくり同じ内容を、『ルカ』に話した。

「…そう。そうね。私は、ルカ…」

まだあまり思考が追いついてなさそうな顔でつぶやいた。
そして、

「ありがとう。…でも私、まだ眠いかな…寝ていいかなぁ…」

「え?」

ルカは再びポッドへ身体を収め、寝息をたてはじめた。

「…………」

「俺とは違うね…」

「大人だね…混乱してないね…」

「…ていうか、眠いだけ…?」

       *




















「…ねぇ、最近僕の出番ないよ?2・5以降セリフしかないよ?ねぇなんで?ねーぇー」
「「それは私だって同じよ」」

―カイト リン メイコ 心の叫び…―

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

レンとぼかろ家の日常。 5

出ましたルカさん。
忘れてt…
すんません。

あと個人的に天然なイメージがあります。キャラ崩壊注意。
天然で大人。(どこかが矛盾)

…。
ここからどうなるんだろう?

閲覧数:92

投稿日:2011/05/16 18:04:21

文字数:1,058文字

カテゴリ:小説

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