雨に煙る窓を眺め
沈んでいく
いつもの様に
夜の黒に溶け込む
変わろうとする私を
暗い怠惰が邪魔をする
気まぐれに振る村時雨
杞憂と猜疑を募らせて
差し込んだ一筋見送り
夢と現に堕ちる
折れた傘を差して一人
迷い込んだ喧噪の中
明かりも無く流される
避けようとする私と
空は未だ泣いている
容赦の無い黒雨散る
“心”(うち)の
霞を晴らせずに
赤む夕陽に見送られ
夜の帳に溶ける
白む空に薄明かり
愚図った蒼も泣き止んで
聞こえた声に導かれ
心の敷居を跨ぐ
胸に舞った一片の
希望を抱いて前を向く
覗いた月に見送られ
真っ白な光が包む
朝を迎えに
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