――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「ねっ、プール行こうよ!」
あの、ミクと一緒にプールへ行った楽しかったけどわけのわからなかった日の3日後。
今日は例のメンバー4人で勉強会。そこで、リンが唐突に言い出した。
「「っ!?」」
俺とミクは同時にビクッとなる。そりゃそうだ、プールって言えば3日前の出来事しか思い出せない。
あの、わけもわからずミクとキスしてしまった後―――――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「「……………………………」」
あたりもだんだん暗くなってきて、夜の帳がやってきそうな頃。
俺達はようやく、あの住宅街を抜けていた。
あれから何分経っただろう。変に長くは経っていないはずだ。夕日の時間は短い。
お互いに何も喋らない。けど、今回の沈黙は気まずくはなく、かわりにこそばゆい。くすぐったくなってくる。
この沈黙に身を任せていても良かったけれど、気になることがあった。
「誤解って、なんのことなんだ?」
先程ミクが言った
――――「誤解……してほしいな」――――
これのことだ。
人生初のキスで未だに頭が混乱している上にこの意味深な発言だ。わからなくても仕方ないんじゃないか?
「……鈍感」
ミクはちょっとすねたように言う。
どうやら回答する気はないようだ。
「しかし、なんであんなことを俺なんかと……」
「(あんなこと、好きな人とじゃなかったらやらないでしょ……はぁ)」
そうこうしているうちに、ミクの家に着いた。
「ま、いっか」
「なにが」
「なんでもないよ」
ミクがとことこと、玄関へ向かう。
そのまま扉を開けるかと思ったんだが、ミクは振り返って、
「今日は、ありがとねっ」
暗くて表情は見えなかったけど、どうやら楽しんでもらえたようかな。
「こちらこそ。誘ってくれてありがとな」
「……また、行ってくれる?」
「俺なんかでよければ」
「(やった!)じゃあ、またね!」
「またな」
今度こそ、ミクは家の中へ入っていった。
「また、か」
またっていうのは、プールにだろうか。それとも――――二人で、ってことかな。
…………勘違いもここまでにしておこうか。
ま、今日みたいなイレギュラーも、たまにはいいかな。
……ミクと、キス、したんだよな俺。
あのキスにどんな意味があったか……ああ、また勘違いしそうだ。やめておこう。
今日は楽しかった!それでいいんだよな!
――――今は、まだ。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「どうしたのかしら、二人して図星を指されたかのようなリアクションをして」
「べ、べつになんでもないです!はい!」
「そ、そうだよ!な、なんにもなかったよ!」
「……レン、ミクちゃんと何があったの?」
「なんにもないってば!俺を信じろ!」
「大抵レンのことは信じてるつもりだけど今回はなんか怪しい」
「怪しいだけだろ!冤罪だ!」
「……確かに証拠はないけれど、その慌てぶりはいかがなのもかと思うわよ?」
「わ、私もプール行きたいなー!」
「あ、ミクちゃん賛成?」
「う、うん!暑いからね、涼みに行きたいな!最近体も動かしてないし!」
「レン君は?」
「え、あ、う、うん!い、行こうぜ、プール!」
「じゃあ、決定ね」
「よーし、じゃあ決行は明日!10時に現地集合!」
「「「おー!」」」
今度は4人でプールに行くことになりました。
コメント1
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ご意見・ご感想
鏡美
ご意見・ご感想
気向いて気向いて!(ぇ
もう1回プール話見たいです!!
私は泳げないし水着持っていないからプールは行かないけど、
ボカロの皆とはすごく行きたいなぁと思った!この小説素晴らしいですー!
続き待ってるー!応援してますー!!
2011/08/16 17:27:15
虹の龍
気向いた!(早ええ
ただし次はセリフオンリー、前のパターンに逆戻りだぜw
泳げないのか?。泳げるようになるとより楽しいんだけどね。
……もし一人で行ったら若干虚しくなるような気もするがwww
そう思えてもらえるとこっちも嬉しいよ!ありがとう!
応援と待機ありがほー!頑張っちゃうぜw
2011/08/16 22:18:24