ほんの少し先の
未来を妄想して
窮屈な箱の中で
退屈凌ぎばかりしてた
何百何千と
見てきた景色も
見納めになれば途端
別世界の様だ
溢れ出してしまいそうな
感情見せない様に
押し殺してしまう癖でも
きっと手に負えないのかな
この目に映った
1つの終わりを
焼き付けておくよ
記憶というフィルムに
切なさがずっと
イタズラするから
上手く撮れない
歪で綺麗な
滲んだ世界
特別な言葉は
別にいらないけど
色褪せない何かは
ちゃんと欲しくて
旅立ちの時間が
迫っていようと
ギリギリまで正解の無い
形探してる
悲しいけど
人は何故か
忘れてしまうから
願わずには
いられないよ
ずっと
薄れたり
消えたり
しないでほしいから
はるか先の結末なんて
分かるはずないし
ヒントだって貰えないけど
自分だけの道筋で
目指すよ
期待も不安も
抱きながら
この手に触れた
春色の風が
色付けてくれるよ
記憶に残るように
寂しさはきっと
薄れていくけど
もう少しだけ
見ていたい
綺麗な
滲んだ世界
滲んだ世界を
このまま時間が
止まればいいなんて
そんなベタな事
一人思ってた
言葉にすれば
笑われちゃうから
口を噤んだ
嗚呼
いつか
笑い話にしよう
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