終電車 月の行方を辿る
二番線 誰かが手を振ってる
振り返り 貴方は電車の中へ
行き先は誰もいない遊園地

大切なものを拾いに
走る電車の窓に
街灯は滲んで
まるで蛍のよう

あの日
幼い貴方の患った
思い出みたいな初恋が
時間を超えて還ってくる
終電車 夜更け行き
セピアの森をくぐり抜け
風に吹かれて還ってくる
誰でもない貴方へと
還ってくる

入場口 帽子の猫が鳴いて
呼びかける チケットはこちら
終電車 貴方を残して何処へ
目の前に誰もいない遊園地

忘れ物を集めて積み
回る観覧車には
花束と絵手紙
古びたその横顔

あの日
幼い貴方の患った
思い出みたいな初恋が
時間を超えて還ってくる
観覧車 一人乗り
虫食い穴に飾られて
遠い場所から還ってくる
他でもない貴方へと
還ってくる

小さな灯りの群れの向こう
終電車が走ってる
誰かを乗せて走ってる
今度は何処へ行くの
観覧車の中からずっと
ずっと見ていた
消えるまで

あの日
幼い貴方の患った
思い出みたいな初恋が
時間を超えて還ってくる
終電車 夜更け行き
セピアの森をくぐり抜け
風に吹かれて還ってくる
誰でもない貴方へと
還ってくる

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

廻想列車

閲覧数:265

投稿日:2012/04/10 17:20:07

文字数:504文字

カテゴリ:歌詞

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