小さく揺れた紅い葉に あなたの背中隠れて
わたしは立ち尽くす 何も言えないまま……
優しい瞳が好きでした
温かい声が好きでした
頼れるあなたの大きな背中に 腕をまわして抱かれるのが好きでした
愛はふたりの間 流れていって
やがてどこか遠くへ行くのですね……
それでもわたしはあなたを思い出していいですか?
さみしくて くるしくて ひとり泣く夜だけは
弱い 弱い 嗚咽の中に
ひっそり ひっそり あなたの名前を隠していいですか?
その時が過ぎれば
わたしはあなたを忘れますから……
ひとりで居るのは 嫌いじゃない
ひとりになるのが 嫌いなの
ひとりで震える大きな痛みと 襲う孤独感じるのが嫌いなの
愛はもう要らないわ 強がりじゃない
やがてどこか遠くへ行くのだから……
それならわたしはあなたを思い出していいですか?
さみしくて くるしくて ひとり泣く夜だけは
弱い 弱い 嗚咽の中に
ひっそり ひっそり あなたの名前を隠していいですか?
届かない声なら
あなたはわたしに気付かないでしょ……
だから
さみしくて くるしくて
ひとり泣く夜だけは
弱い 弱い 嗚咽の中に
ひっそり ひっそり……
あなたの名前を隠させて……
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