蜜夜
艶めくような吐息 誘惑する音色に
心地よく聴こえる 心拍のアジタート
溶けるグラスの中 反射してる裏で
蠢く怪物に 誰も気づかぬまま
確かめるように右手から
絡めてくる指の感覚に笑顔で…
今夜極上の蜜の味に酔いしれながら
一つ一つじっくりと味わい尽くして
忘れられないようなほど熱い夜なら
最後まで楽しんで身を任せてみて
中で
夜もふける頃に 二度目の約束を
無いと知りながらも 腕の中で眠る
残る体温を惜しむほど
あなたの記憶に焼き付けたのかしら…
離れてゆく感覚は慣れることなくて
寝てるふりするたびにまた泣きたくなるの
「行かないで」そんな台詞言えるわけなくて
撫でられる掌に心焦がしては
独り
一夜だけの関係だけど
儚いからこそ大切な夜なの
今夜極上の時間をただ感じさせてよ
生ぬるい愛の言葉は必要ないわ
確かめるように交ねて快楽の中
焼き付けるように激しく注がれるまま
あぁ…
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