「見るだけ無料(タダ)だから見ときなさい」鈍い痛み
花弁を千切って大人になれるのを待った
あらすじを少し読んで全部を成り済まして
今から話すのはお伽噺じゃないんだよ

馬鹿なふりして笑ってもね
明日(あす)が無くなる前に僕を信じて

約束をした少年はいないけど
鏡に映る姿
懐かしい小さな種を蒔いて
咲かせてみせよう儚い夢

「見るだけ無駄だからやめときなさい」諦めて
たとえそうでも我が儘を許される時まで

一人置き去りにされてもね
今日はまだ青く苦い道の上さ

言葉にした想いが行き急いで
なにも見えなくなった
いっそ手を放そうでも迷わず
強く抱き締めてる僕が居る

ねえ出来れば奪ってくれ
もうずいぶん眠れてない
作り直し忘れようか
簡単ならすぐやってるよ

約束した少年はいないけど
鏡に映る姿
懐かしい小さな種を蒔いて
咲かせてみせよう儚い夢

蕾が開くために涙も必要でしょ
いつかの淡い光瞼の外で触れた