「こんなものいらない」と
蹴って叩いて壊した
アニミズムを否定した僕は
壊れたもの[彼]から目を逸らした

ばらばらな積み木だけが
残るなんて何だか虚しいな

高く高く 積み上げた
でも背丈が 足りないよ
リアリズムを教わった僕は
半端なもの[彼]を見下ろしていた

どうして僕の言う通りになってくれないの?

誰かに言われたんだ
「君は神様に似ているね」
僕はとても哀しくなって
がらがらと積み木を崩した

つくってもこわすだけならば
はじめからつくらなければいいのに
そうすればもっといい きのう あした まってたんでしょ?

そっか……そっか――
君も僕に似ているんだね
ほら お揃いの痕(あと)だよ

かざり 全部 取り払おう
元の形 わかるように
一つ二つ つみ上げよう
また ぽつり 笑えるように

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

つみ木と僕と

少年よ、ひねくれるな!

文字に心を込めました←

閲覧数:67

投稿日:2010/05/20 23:00:17

文字数:354文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました