その日は夜景が綺麗だった。彼と2人で展望台に来てとても綺麗で小さな星をあれがシリウスだとか違うプロキオンだとかお互いに指をさして笑った。
眩しいほど綺麗な夜景が目を刺して晴れやかな気持ちになる。
「私、今ならなんでも出来る気がする」
彼がこちらをむく。「と言うと?」
「今まで散々、あんたに迷惑かけちゃったんだもの。その責任も今なら取れるんだわ。さっきまでの私はあんたに迷惑をかけていたことも自覚しないであんたの重荷になってたのよ」
私はできる限り笑う。「それも、今ここで終わりなの」
「今更自覚するなんてなあ」
彼は苦笑いをうかべる。本当にこの人は優しい人だ。
薄れゆく意識の中で彼の声が耳にふわっとかかった。
「また来世で、いい人生をあゆむといいさ。成仏してくれてありがとう」

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  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

淡い焦がれ

初投稿です。誰もに無いと思うけど、お手柔らかにお願いしますm(_ _)m

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投稿日:2023/04/28 03:57:34

文字数:340文字

カテゴリ:小説

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