なついろのねごと
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手を結んで、何処まで往こうか
蝉時雨のなか、ひとりきりでの寝言
雨上がりの空から焙れた
小さな光と ゆらり、何処かへ行こう
逆さまの陽が、揺れて溶けた
水たまりの向こうへ
手を伸ばすまま夕闇が落ちる
宛てない空を、ひとり歩こう
紅色に爪弾く寝言
消えるこころ、霞む面影
ひとつ、ふたつ、確かめながら
振る手のひらを彼の背に向け
忘れられずに、幾年の先
影送りのように、ぼおっと浮かんだ
夏色の寝言よ
手を結んだ 在りし日の夜よ
思い出になるな 叶わないような寝言
雨上がりの空から流れる
この香のこと、誰に伝わるというの
あの夕日すら、同じ場所に落ちやしないのに
どうして同じ後悔で息継ぎをしてしまう?
さよなら、遥か遠くの彼方
どうか至れ、と 届かず寝言
触れる者も悲しむ者も
今やだれも聞かれないまま
当てない空を、ぶらり彷徨う
忘れられぬとあなたを探す
じとり流る、夏風が囁いた
夏色の寝言よ
消える、消える
彼方のことを思う心
時に洗われ
忘れ、忘れ、それすら忘れ
そうなりますように
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