【S0】
いつの間にか 鈍色の首輪を着けて
まやかしの箱庭に放たれていた
夜の闇に 飲み込まれてしまう前に
色褪せたその未来に 手を伸ばせ
~間奏~
【A1】
口を噤んだ僕たちは
物静かな羊のフリをして
過ごしていた
「さあ 思う方へ舵を取れ」
大人たちの歪な建前に
唸りをあげ続けてた
【B1】
いつの間にか 鈍色の首輪を着けて
まやかしの箱庭に放たれてた
だけど そんな 理不尽な世界を前に
牙を剥き 六弦を掻き鳴らせ
【S1】
燃える想いを言の葉に乗せて
溢れ出るビートを刻んで
強がりでも 虚勢でも
その身を奮わせてみせろ
軋むほどに拳握り締め
常識なんてぶち壊して
傷ついても 痛んでも
朱く胸の内を叫び続けろ
~間奏~
【A2】
口を開いた僕たちは
薄汚れた羊の皮を捨て
歩き出した
さあ 思い切り助走をつけて
子供のように身軽な危うさで
闇夜を飛び越えて行け
【B2】
いつも そうだ 正しさの光の中で
間違える事ばかり怖がってた
だけど そうだ 踠き続ける事でしか
掴めないものがあるさ
錆びついたその牙を
密かに研ぎ澄ませ
心を縛り付ける
鎖を噛み千切れ
【S2】
燃える想いは夜空を焦がして
溢れ出る涙を涸らして
追いかけても 求めても
この声が届かなくても
その仮面の裏に隠された
醜い野生を解き放て
躓いても 転んでも
強く強く今を叫び続けろ
~間奏~
【C】
何処に行くの
(右も左も)
何処に居るの
(解らないなら)
耳を澄ませ
(過去も未来も)
零れ落ちてしまいそうな
一秒の空白の中まで
【S3】
ありったけの音で今を埋め尽くせ
邪魔な雑音も掻き消して
擦り切れても 滲んでも
この指は止まる事はない
朱音色に染まる月の下
狂おしい程に掻き乱せ
夜が明けても 陽が出ても
遠吠えを奏で続けろ
古びたギター握り締め
燻ったハートを燃やしたら
想いを世界に響かせろ
高く高く高く朱く強く
遙か彼方空の果ての果てまで
――――――――――――――――――――――
以下、平仮名。(内は1音で2文字です)
【S0】
いつの まにか にびいろのくびわをつけて
まやかしの はこにわにはなたれていた
よるの やみに のみこまれてしまうまえに
いろあせた そのみらいに てをのばせ
~間奏~
【A1】
くちをつ(ぐん)だぼくたちわ
ものしずかなひつじのふりをして
すごしていた
(さあ) おもうほおえかじをとれ
おとなたちのいびつなたてまえに
うなりをあげつづけてた
【B1】
いつの まにか にびいろのくびわをつけて
まやかしの はこにわにはなたれてた
だけど そんな りふじんなせかいをまえに
きばをむき ろくげんをかきならせ
【S1】
もえるおもいをことのはにのせて
あふれでるびいとをきざんで
つよがりでも (きょ)せいでも
そのみをふるわせてみせろ
きしむほどにこぶしにぎりしめ
(じょ)おしきなんてぶちこわして
きずついても いたんでも
あかくむねのうちをさけびつづけろ
~間奏~
【A2】
くちをひ(らい)たぼくたちわ
うすよごれたひつじのかわをすて
あるきだした
(さあ) おもいきり(じょ)そおをつけて
こどもの(よお)にみがるなあやうさで
やみよをとびこえてゆけ
【B2】
いつも そおだ ただしさのひかりのなかで
まちがえる ことばかりこわがあてた
だけど そおだ もがきつづけることでしか
つかめないものがあるさ
さびついたそのきばを
ひそかにとぎすませ
こころをしばりつける
くさりをかみちぎれ
【S2】
もえるおもいわよぞらをこがして
あふれでるなみだをからして
おいかけても もとめても
このこえがとどかなくても
そのかめんのうらにかくされた
みにくいやせいをときはなて
つまずいても ころんでも
つよくつよくいまをさけびつづけろ
~間奏~
【C】
どこ にい くの
みぎもひだりも
どこ にい るの
わからないなら
みみ をす ませ
かこもみらいも
こぼれおちてしまいそおな
いち(びょ)おのくうはくのなかまで
【S3】
あ(りっ)たけのおとでいまをうめつくせ
(じゃ)まなざつおんをかきけして
すりきれても にじんでも
このゆびわとまることわない
あかねいろにそまるつきのした
くるおしいほどにかきみだせ
よがあけても ひがでても
とおぼえをかなでつづけろ
ふるびたぎたあにぎりしめ
くすぶうたはあとをもやしたら
おもいをせかいにひびかせろ
たかくたかくたかくあかくつよく
はるかかなたそらのはてのはてまで
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